ココロ図書館

まんが 木信孝 (脚本:黒田洋介)

作品紹介

 めったに人の訪れない小さな図書館に、メイド服姿の司書が三人。三人は姉妹で、名前をそれぞれ、いいな、あると、こころ(年齢順)といいます。
 こころは十二歳(推定)。二人の姉にかわいがられる毎日です。二人とも、こころのことを、とてもとても愛しています。いいな姉は、愛があまりにも深すぎて、時々ちょっとヘンかもしれません。
 四ページのカラーで一話、六ページの白黒で一話、という構成です。

作品の周辺

 二〇〇一年十月にTVアニメ化されましたが、特に見るべきものはありません。
 脚本の黒田洋介は『鋼鉄天使くるみ2式』などでも百合に挑戦しています。

百合的な見どころ

 百合を、形而上的な理想としてではなく現存する作品群として考えるなら、今日的な意義に満ちた作品です。いいなとこころの、視線をめぐる関係性は、百合の重要な一側面を照らし出しています。

メディアワークス 全3巻 2001年4月25日発行(第1巻)

 

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