ピリオダイゼーションの1期間を終えたので、現状を記録しておく。この期間は、
・40日間
・レジスタンストレーニング中心
だった。ワークアウトの量は、
・レジスタンストレーニング:11回
・5MPターゲット:18回
・60MPターゲット:8回
・ロングライド:なし
現在のベンチマーク:
・5MP 235W
・60MP 194W
それぞれ6Wの向上だが、体重も増えている。
経験では、ベンチマークは毎年5月まで伸びるが、6~9月で壊滅的に下がる。今年はどうなるか。
私のトレーニング計画の基本は、「鎖のもっとも弱い環を探せ」である。
ものの本によれば、昔はVO2maxの制限因子(鎖のもっとも弱い環)を探す研究が盛んだったが、見つからずに行き詰った、という。また、VO2maxは先天的な面が大きくトレーニングでの伸びはあまり期待できない、という。私はここから、
・潜在的な制限因子は複数ある
・どのようなものであれ1種類のワークアウトでは、すべての潜在的な制限因子を同時に改善することができない
という仮説を立てた。
なにが潜在的な制限因子なのか。私の仮説では以下のとおり。
・血液循環(最大心拍出量、ヘマトクリット値、毛細血管など)
・有効筋量(ベンチマークのときに働く筋肉の量)
・有効筋量を構成する遅筋の比率(ミトコンドリア密度)
血液循環については、ロングライドでの改善が期待できる。安静時心拍数の低下は、最大心拍出量の増大を指し示す。
有効筋量はレジスタンストレーニングで増える。
遅筋の比率がもっともアプローチしづらい。ベンチマーク自体をワークアウトにしているが、さてどうなるか。
どれが現状で制限因子として働いているかは、以下のようにして判断できる
・プロのトップ選手と同等の有効筋量があれば、有効筋量は制限因子ではない
・60MPターゲット時の心拍数が高すぎる(90%HRmax以上)なら、遅筋の比率は制限因子ではない
現在の私の場合、直近の60MPターゲットで、最後の15分間の平均心拍数が93%HRmaxに達した。また安静時心拍数も上昇している(ロングライドをしていないと上がる)。有効筋量もまったく足りていないが、現在のところは血液循環の改善のほうを優先する。