2017年06月13日

Blanchard's transsexualism typology, BAT

 「好奇心は猫をも殺す」という諺が好きだ。科学者はなによりもまず好奇心に駆られて動く。だから科学者は――科学で生計を立てているかどうかはともかく、科学する人は――「マッド」と頭についていなくても、危険な人々である。
 CRISPRのようなヤバいシロモノを発明してしまうから、ではない。好奇心とはほぼ無関係に、国家や民族や階級の勝利のために、今も昔も危険なものが作られている。科学する人が危険なのは、好奇心に駆られて、「誰得」なことを発見したり主張したりする場合があるからだ。
 「誰得であっても真理だから」と考えて行動するのは、ブレヒトの描くガリレオの話であって、現実の科学する人の話ではない。真理は、科学というゲームのルールであって、動機にはなりえない。動機はどこまでも好奇心であり、だから科学する人はけっして、崇高な目的のために十字架にかけられることはない。ダーウィン賞受賞者のように、純度100%の間抜けさで自爆するだけだ。
 最近、高純度の間抜けさを感じる案件に出くわしたので、ここに書きとめておく。

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Posted by hajime at 22:52