2013年01月01日

あけましておめでとうございます

 グレゴリオ暦で新年を祝われる皆様、あけましておめでとうございます。
 本年も西在家香織派と中里一をよろしくお引き立てください。

次回作のご案内

鄙(ひな)の姫、宮処(みやこ)の巫女、余所者の嫁

 「お前は器量よしじゃきに、官人の嫁にしてつかぁす」。めったに会えない父は、まれに会うたびに娘にそう言った。家にいなかったのではない。訛りが伝染らないよう、遠ざけられていた。
 「戦が終わったら、こういうオートバイが道にあふれるのよ」。白衣(びゃくえ)と緋袴をまとい、奇妙な小さな自動二輪車を乗り回す彼女は、宮処からきた。
 「地付きの平公卿の姫が、王女(きみのめ)様に逆らえるもんかえ」。姫は、常に恐れ、怒り、悲しんでいたけれど、人を見下すことはけっしてない。
 近代ファンタジー小説『鄙の姫、宮処の巫女、余所者の嫁』は、2013年2月中の配信開始を予定しています。『紅茶ボタン』『完全人型』と同様、iOS / Androidアプリとしてご購入いただけます。

Posted by hajime at 2013年01月01日 15:53
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