中里一日記

[先月の日記]

1999年7月

7月31日

 現在書いている超ハ級長篇百合小説で一番打者(推定12歳)を脱がしたので、参考と後学のため、きのした黎の「平成にんふらばぁ」を読んだ。
 結論・男性向けショタのほうがまだ理解できる。
 男性の小児性愛者(といっても女性の小児性愛者が存在するのかどうか、私は寡聞にして知らない)には同性愛(=少年愛)が多いというが、その理由がわかったような気がする。

 タリバーンの攻勢が始まってから4日が過ぎた。
 攻勢はうまくいっていない。報道を見るかぎりでは、マスード派に混乱が生じている気配はない。これでマスード派が来年まで生き残る公算はかなり大になってきた。

 この程度のこと誰でも思いついているはずなので特許に出さずに書いてしまうが、HDDのシークタイムの高速化についてである。
 仮に1シリンダに100セクタあるとしよう。この100セクタを、前半と後半それぞれ50セクタずつに分割し、二つに同じデータを記録する。つまり前半の第nセクタと後半の第nセクタのデータは同じである(ただし、一方のセクタを書き換えた直後で、もう一方のセクタまでヘッドが到達していない数msのあいだを除く)。これをインターフェース的には1シリンダ50セクタのHDDに見えるようにする。
 こんなことをして何になるのかというと、読み込み時のシークタイムが半分近くまで縮まる。賢明な読者はすでにおわかりだろう、HDDに読み込み要求が来たとき、前半と後半のうち先にヘッドに着いたほうのセクタを読み込むのだ。この手を使えば、5400rpmのHDDで10000rpm相当のシークタイムを出せる。
 最近はHDDの大容量化が著しく、画像を扱わないかぎり使い道がないようなレベルに到達しているので、いずれこの手を使ったHDDが現れるだろうと思っているのだが。

7月30日

 ヤングキングOURS連載の「エクセル・サーガ」に最近登場したボク女は、ギャル的になかなか強い。なんといっても私のボク女観にぴったりと当てはまる。この調子でいけば、2000年はボク女がブレイクする年になるかもしれない(嘘)。

 私の魂には「撲滅リスト」なるものがある。
 一切の政治的理由のない、ひたすら純粋に「ムカつくから」という理由でのみ撲滅したいものがこのリストに入る。これには現在のところ煙草とシェアウェアがリストアップされている。そして今日、SDMIが加わった。
 SDMIはムカつく。非常にムカつく。SDMI撲滅を掲げるテロ組織があったら資金提供してしまうかもしれないくらいムカつく。読者諸氏もどうかSDMIに手を貸さないようお願いしたい。

7月29日

 今日もまたM IIが面白いほどよく落ちる。
 早くi810eが出てくれないと、そのうちヤバい落ち方をしてしまうかもしれない。しかしi810eは発表さえまだである。KNI対応だのRTCだの、i810の不具合がぼろぼろと出てきたので、それを直すのに手間取っているのかもしれない。製品が出てくるのはいつのことか。うーむ。

7月28日

 調べてみると、Ultra2 SCSI LVDの外付けというのは密かな鬼門らしい。
 まず、外付けコネクタがLVD対応のUltra2 SCSIカードが見当たらない。次に、LVD対応を名乗る外部Narrow SCSIケーブルが見当たらない。最後に、LVD対応の外付けUltra2 SCSIデバイスが見当たらない。
 私は今までずっと、12mも伸ばせるのだからLVDは外付け用と思い込んでいたが、パソコンではUltra2のLVDは内蔵デバイスにしか使えないらしい。パソコンで内部ケーブルを1.5m以上伸ばすというのは一体どんなシチュエーションなのか、ぜひ知りたいものだ。

 と思ったら、Ultra2というのは無条件でWideを指すという謎の前提があるらしい。AdaptecとHDDメーカの共謀によってUltra2 Narrowは歴史から抹殺された模様だ。
 私は線数の多いWideが嫌いなのでNarrowにしたいのだが、LVDではそうはいかないらしい。うーむ。

7月27日

 榛野なな恵の「ピエタ 最終章」前編を読んだ。この話を完結させられると考えた(のだと思う)作者の勇気に敬意を表したい。
 ハッピーエンドに50ガバス、最終章なのにまだ終わらないに10ガバス。完結編で終わらなかったのだから最終章で終わらなくても私的には全然オッケーである。

 「妖都」を読み終えた。期待のジョナサンは、最後にJの字が出ただけだった。残念。
 感想としては、面白いのだが何かが足りない。ジョナサンが足りないのかもしれない。もっとましなヨタを飛ばすなら、欠落が足りないのかもしれない。怪物的なまでに盲目な、同じ欠落をかかえていないものにとっては完全に理解不能なもの。

 タリバーンの攻勢が始まった。
 最初の4日間がすべてだ。このあいだにマスード派を崩せなければまた来年である。まともに攻めて崩せるとは思えないが、タリバーンも阿呆の集まりではないので、それなりに策を講じているはずだ。さて、どうなることか。

7月26日

 津原泰水の「妖都」を読んでいる。今のところジョナサンはまだ登場していない。
 細かい動きを根気よくつなぐ、いつもの津原節である。よくこんな手が見えるものだと、あちこちで感心させられる。
 この20年間で日本のフィクション技術に生じた最大の変化は、動きをつなぐこととキャラを捌くことの比重の変化だと思う。つなぎの比重が高まり、捌きの比重が下がった。この原因はさまざまに考えられるが、その影響のほうがより重要だ。
 捌きの比重の低下は、含みを捌きから解放した。作品中のすべての含みのうち、ストーリー中で実現されるのは氷山の一角なのが最適とする思想、含み戦略の誕生である。これはもっとも典型的には「キャラ小説」という形で現れる。もちろん我らがギャル作品もこうした変化から生まれた。ギャル作品―キャラ萌え―含み戦略という構図の右端には実はもう一つ、「つなぎ重視」があるのだ。
 だからギャル作品に携わる人はぜひ津原泰水を読むべきである。つなぎの技の冴えにかけては、これほどのものはなかなかない。

 新システム移行の第1段階として、USBモデムを買った。CyQ'veのFMU-56Kである。ISAのモデムカードと縁を切るためだ。
 ISAバスは滅ぼさねばならない。

7月25日

 女子高校生のルーズソックスのブームはそろそろ絶滅に向かっているのだろうか。
 あのブームは、ほんの最初のころを除いて、世の評判は最悪に近かった。さる知人いわく、「あれは足がほっそーい子が履いて、はじめてかわいい」。私も同感である。
 ルーズソックス以来、「女子高校生は足が太い」という事実が広く認識されるようになった。とにかく、本当にただの一人の例外もなく、足が太い。女性の容姿が一番よくなるのは15歳という説を唱えていた(今でも唱えている)私は、あの足を見るにつけ、自説の正しさを確信したのだった。
 今思うに、あれは一種の集団ヒステリーだったのかもしれない。筋書きはこうだ。
 女子高校生たちはあるとき、急に太くなった己の足を見て嫌悪感を抱き、みんなでその事実を抹殺した。そのとき以来、女子高校生という空間のなかには、「女子高校生は足が太い」という事実は存在しないことになった。
 だが、こんな重大かつ明白な事実が、そう簡単に抹殺できるわけもない。事実を抹殺するのだから、申し合わせることはできない。「全国の女子高校生諸君、私たちの足は太くなんかないということを確認しよう」。ナンセンスとしてもやや程度が低い。
 そこで彼女たちは忠誠の証を、踏絵を求めた。ルーズソックスこそ彼女たちが選んだ踏絵である。
 いくぶんかの常識とまともな感性を持っている女子高校生なら、ルーズソックスを履くのをためらうはずだ。自分の足は太いということが常識でわかり、太い足にルーズソックスを履くとますます太く見えて醜いということが感性でわかる。だが、「女子高校生は足が太い」という事実を抹殺している女子高校生なら、そんなためらいはない。
 かくして女子高校生たちは我先にと踏絵を踏んだ。自分の足が太いことを認める裏切り者をあぶり出し、「女子高校生は足が太い」という事実を抹殺するために。「王様は裸だ」と誰も言わなければ、王様は裸ではないのだ。
 しかしルーズソックスは諸刃の剣でもあった。彼女たちの足がルーズソックスに塗りつぶされたとき、「女子高校生は足が太い」という事実が、以前よりはるかに強調されて彼女たちの前に迫ってきた。事実を抹殺しようとしたために、かえってその事実を見せつけられるという、人間の繰り返してきた愚かさの一例がここにある。
 ここにきて彼女たちは、自分たちが容易には後戻りできないことに気がついた。彼女たちはみなそれぞれ、自分ひとりだけが突出してルーズソックスをやめることを恐れた。みんなで履いたルーズソックスを自分ひとりだけ脱ぐことは、最初からずっと履かずにいることとは意味が違う。ルーズソックスとは忠誠の証であり、その証を放棄することは、かつての仲間たちに対する宣戦布告である。脱ぐのなら、仲間たちと一緒でなければならない。
 負の動機づけによって作動する集団ヒステリー的な相互監視体制は、歴史のいたるところで、驚くべき能率と安定性を発揮している。ルーズソックス独裁もそうした驚異の一例である。体制の外と中とにかかわらず、すべての人に不利益だけを与えるこの体制は、現在に至るまで部分的に生き残っている。

 夏のせいか、マシンが頻繁に熱暴走する。やはりM IIはMMX Pentiumに比べて根性が足らないような気がする。複雑なぶん作りが繊細なのだろうか。
 早く新システムを導入したいところだが、問題のi810eのマザーボードがまだ出回らない。うーむ。

 ちなみに新システムの予定は、
・Celeron 300A PPGA版
・i810e DC100 (ATX)、Supermicro製
・Voodoo3 3500TV PCI版(クロックダウンして使用)
・DVD-ROM (SCSI接続)
・Ultra2 LVD SCSI HDD (隣室に設置)
・完全無音
 となっている。下にゆくほど現実性・優先順位が低い。とりあえず2年以内にリストの一番下まで達成したい。

7月24日

 このあいだ電車の中で、WorkPad c3で小説を書いていると思しき人を見た。強い。

 ロジクール(Logitech)から片手キーボードが出るらしい。
 今時インターフェースがPS/2だったり、同時打鍵式でなかったりと問題はあるものの、とにかく片手でフルキーボードとほぼ同等の入力ができる。ノートパソコンおよびVGA表示可能なHMDと組み合わせれば本格的なウェアラブル・コンピュータだ。ポケットに片手キーボードを入れ、頭にHMDをつければ、歩くサイバー感の出来あがりである。
 問題は、VGA表示可能なHMDがまだ高価(ソニーのPCグラストロンがSVGA表示で30万円)なことと、日曜の原宿くらいでしか身につけられないことだが、それでこそサイバー感という気もする。

7月23日

 最近、セットトップボックスの噂をあまり聞かない。フェードアウトのしかたがなんとなくNCと似ている。
 そういえば昔、こんなスローガンが流行していた。「パソコンは消滅する、家電がパソコンの機能を取り込む」だ。このスローガンもどういうわけか最近聞かない。
 このごろ私は、「情報家電は消滅する、パソコンが情報家電の機能を取り込む」というほうが正しいように思えてきた。TV、ビデオ、電話(携帯電話も)、電子手帳、すべてがパソコンに、Windowsマシンになるのではないか。
 とりあえず「セットトップボックスは失敗する」に200ガバス。

 上の話をまさかと思った読者諸氏に、教訓を二つ。
 「プッシュ」のことを、ポイントキャストのことを覚えておいでだろうか。あの当時、プッシュがどれだけ薔薇色の未来に彩られていたかを、覚えておいでだろうか。
 ジョブズがアップルの暫定CEOに就任したときのことを覚えておいでだろうか。Mac互換機を締め出すという決定に、どれだけ悪罵が投げつけられたか、覚えておいでだろうか。
 世の風向きとは常にこのようなものだ。この業界にあっては、今日の大勢を占める意見など朝露のように儚い。

7月22日

 黒いルーズソックス求む。委細メールもしくはコミュニケーション・ノート。といっても現物は求めていないので誤解なきよう。
 いったいこの世に黒いルーズソックスなるものは売っているのか、どれくらいよくあるものなのか、もしかして一部で流行していたりはしないか、等々。あとルーズソックスはやはり見た目のとおり暖かい(暑い)のだろうか。ヘルプ。

 超ハ級長篇百合小説の打線を改めて見直してみたところ、ナイスバディが手薄なことに気がついた。一番から五番までのあいだに一人しかいない。
 これはまずいかとも思ったが、考えてみればTo Heartの打線もナイスバディは一人(レミィ)だ。ロングヘアとナイスバディはそれぞれ打線に一人ずついればいいのかもしれない。
 ほかの欠点としては、純正のロングヘアがいない(四番のポニーテールのみ)、年上が薄い(出番の都合上、五番(28歳)が回らない。続編(あれば)では回す予定)、めがねっこが主人公だけ、犬系(To Heartのあかりのようなタイプ)の打者がいない、など。
 続編(あれば)ではおそらく、ロングヘアの犬系のめがねっこを下位打線に組み入れることになるだろう。

7月21日

 Leaf Fightでは最近マルチリーダーが流行っているらしいので、私も一つ組んでみた。
 が、スカウトが4枚ないとどうにもならないような気がする(熱湯風呂が引けないと話にならない)。うーむ。

7月20日

 「恋愛カタログ」を12巻まで読んだ。
 種がラヴリー。でも百合的コストパフォーマンスは悪い。

 例の問題で東芝が退却した。
 が、暴言は認めても、製品の欠陥は認めていない。この線で守りきれると東芝は踏んでいるらしい。新聞記事では製品の欠陥ははっきりと書かれていないから大丈夫、敵の攻撃力の主軸である暴言問題さえ押さえてしまえばもう突破される心配はない、という判断だろう。
 さて、そううまく行くものだろうか。

7月19日

 最近の永田正実の「恋愛カタログ」は百合的に見逃しがたい(種×実果)ので、単行本を4巻まで買った。
 が、肝心の百合がない。ようやく種が動きはじめたところで終わっている。くわっ! 古本屋を探しても4巻までしか見つからないと思ったら、道理で。(違うと思う)

7月18日

 今日はギャル・オン・デマンド構想について書きたい。
 昔懐かしい言い方をすれば、これは「プル型」から「プッシュ型」へ、という話である。現在のギャル供給には、ユーザ自身が自分の好みのギャルを探し出す(プル)、という段階がある。これに対してギャル・オン・デマンドは、供給側が個々のユーザの好みを把握し、それに合ったギャルを個々のユーザに対して送り出す。ユーザが探しにくるのを待つことなく、要求(デマンド)があるところにギャルを配給するわけである。ユーザがギャルをプルする手間が省けることにより、莫大な潜在需要を掘り起こすことが期待される。
 この構想の主な難点は「プッシュ型」と同じで、ユーザの好みを把握するのに必要なコストが膨大であること、また、ユーザの好みにきめ細かく対応するのが難しいことである。
 ユーザの好みを把握するとき、画面上に何十もの質問を並べて答えさせるのは馬鹿げている。過去の日常行動や、ちょっとした表情や声の調子から把握するようにしなければならない。これはデジタル執事の領域だ。また、ユーザの好みにきめ細かく対応することの難しさについては言うまでもない。

7月17日

 さる民間人の友人との会話中に、「ポニーテール最強説」が発見された。論旨はこうだ。
 1. 男性は一般的に、髪が長いのが好きである。
 2. 男性は一般的に、うなじが見えるのが好きである。
 3. うなじが見え、かつ髪が長いポニーテールは、一般的に最強である。
 私はこの説に強力な説得力を感じるのだが、ギャル理論研究者たちには受け入れられていない。新月ギャルの会総帥・魔氏によれば、ポニーテールはセーラー服と同じく、環境(髪をポニーテールにするのはほとんど十代の少女だけ、という環境)と刷り込みによって成立するスペックにすぎないという。
 この説を発見したときには、超ハ級長篇百合小説の四番にスペックを集めすぎたか、と心配したが、それほど問題にならずに済みそうだ。

 超ハ級長篇百合小説の、150枚までの部分の評価が出た。
 野球理論にもとづくスペック分散はおおよそ成功したらしい。好きなキャラを尋ねたところ、一番・二番が少しずつ、四番が半数近くを占め、五番も票を得た。主人公が票を得ていたのは、意外ではないものの印象的だった。

7月16日

 新月ギャルの会では、デジタルギャル執事という概念がよく俎上に登る。
 ニコラス・ネグロポンテの「ビーイング・デジタル」に、デジタル執事という概念が登場する。要は、情報世界の家事(電話の取り次ぎ、ビデオの予約、近所にオープンした新しい店や施設の話、料理のレシピ指示など)ならなんでもやってくれる、素晴らしく高機能なAIである。
 本格的なデジタル執事はしばらく実現しそうにない。が、これに「ギャル」という特性を付与することでAI能力の低さを補い、他社に先駆けて商品化し普及させる。あとは最初のリードを利してデジタル執事市場を独占しつづけ、デジタル執事市場の拡大に乗って世界征服を目指す、という戦略兵器がデジタルギャル執事である。
 先日の討論において、デジタルギャル執事が家中のことを把握するようになったときにはユーザはどこでギャルゲーをやるのか、というテーマが出た。一見笑い話のようなテーマだが、この裏には、「究極のギャル一人」対「次々とリリースされるギャルのフロー(流れ)」という、ギャル・オン・デマンド構想(他日に詳述の予定)に関する思想的な対立がある。
 とりあえず私は、「デジタルギャル執事のほうが、ユーザの傾向を把握した上で『このギャルゲーは面白そうですよ』とユーザに勧めるようにすべきだ」と主張した。これには抵抗感も表明されたが、「ユーザがデジタルギャル執事に望む性格を、デジタルギャル執事が察知し、それによって行動を変える」ということで解決された。(ユーザがデジタルギャル執事に嫉妬してほしい場合、どこでギャルゲーをやればいいのかは依然として不明だが、それは問題ないと思われる)
 さらに、「ユーザがデジタルギャル執事にギャルゲーをやらせ、プレーしているところをユーザが後ろから見物する」というアイデアまで飛び出した。マルチ級のAIが実現すればこれくらいのことはできるだろうが、いったい何十年後・何百年後のことなのか、ちょっと想像もつかない話ではある。

7月15日

 やっと暇になった。ふう。

 アキバでWorkPad c3のモデムを見た。3万5千円だった。
 WindowsCEはPalmに勝てる、と思った。

 というわけで、WindowsCEがPalmを負かす方法を考えてみる。
 カラー液晶はコストと電源の面で論外なので、ここはストレージとCPUパワーを生かす手を考えてみたい。
 結論から言うと、mp3プレイヤーだ。
 誰でも考えそうなことなのに、どこも出していない(某PsPCはカラー液晶なので論外)。サイズや駆動時間をザウルス等と比較するから分が悪いのであって、比較対象を携帯音楽プレイヤーにすればいい。ダビングに手間のかからない、HDD上ですべてのデータを管理できる、そしてなんといってもサイバー感あふれる携帯音楽プレイヤーである。
 さらに、MS Audioエンコーダとマイク端子(ステレオ)もつける。MS Audioは整数演算中心でエンコードしているという私の読みが正しければ、64MBのCFと組み合わせることで、CDに近い音質で最大連続2時間録音できるマシンになる。
 シリアルポートなどというレガシーな代物は排してUSB一本に絞り、かわりにUSB-USB接続を可能にするケーブルを付属させる。ちゃんと作れば実効でも8Mbit/sは出るはずなので、これならメインマシンにCFカードスロットをつけなくてもなんとかなる。
 モデムは意外に容積を食うような気がするので、なくてもかまわない。もし必要なら、超小型のハードウェアUSBモデムが1万円で出ている。絶対に必須なのが乾電池駆動で、単3を4本で連続30時間再生は基本といえる。
 こんなマシンを実売5万円前後で出せば(不可能ではないことはMC-R320を見ればわかる)、必ず売れる。ただし一つでも条件を外れると、駄作機の歴史に燦然と輝く大金字塔・INTERTOPのように大コケするだろう。特にモノクロ液晶が難しそうだ。パソコンメーカは、「小さいものにカラー液晶はダメ」という事実を学習しないことにかけては驚異的な能力を発揮し、そのためにならどんな莫大な損害も受け入れるのである。

7月12日

 昨日に同じ。

 超ハ級長篇百合小説は現在227枚。残すところあと80枚。
 この話は書き終えたあと、どこに突っ込むかが難しい。300枚超の特殊ジャンル、しかもホラーだの推理だの純文だのという日和ったジャンル分けは逆立ちしても不可能だ。あえて分けるなら「ギャル」だが、これは百合よりもさらにとんがったジャンルという気もする。うーむ。

7月11日

 眠い。でも忙しい。きゅう。

7月10日

 第2回野本杯、惨敗。
 最大の敗因はスランプ・付け焼け刃を抜いたことである。突破型強し。

7月9日

 最近いたるところで話題のページを紹介しておく。ここと、
www.toshiba.co.jp/video/index_j.htm
 である。
 なお、リンク先からこちらのことを知られると気まずいので、後者には直接リンクしていない。
 顧客に代替品を渡して責任者を何人か左遷するほうがよほど安上がりのはずなのに、こんな対応をするということは、社員を庇っているのだと思う。これだけ会社に庇ってもらえるのだから、社員はさぞ頼もしく感じることだろう。さすがは会社社会主義国ニッポンを代表する大企業だ。

 明日は第2回野本杯である。必勝の信念をもって挑みたい。デッキ構成を書きたいところだが、敵もここを見ることがあるようなので、まだ秘密である。

 VC++6 SP3のSTLには、<algorithm>にあるはずのminとmaxがない。MSDN Onlineに書いてあるとおりにNOMINMAXを指定しても効かない。宣言自体、どこをいくら探してもない。
 まさか、本当にないのだろうか。うーむ。

7月8日

 メモリリーク!
 割り当てと解放の組み合わせをチェックしてみたところ、異常はなさそうに見える。メモリを追ってみても、VC++のデバッガもしくは私の腕がヘボなので根源までたどりつけない(アドレスからアロケート元を割り出す方法が見つからない)。
 もしかすると、フレームワークの動作とからむ複雑な代物を食らってしまったのかもしれない。ツールか超専門家がないことにはどうにもならなさそうな情勢である。うーむ。

7月7日

 ジョンベネちゃん事件の犯人はまんまと逃げおおせたらしい、と思いきや、先日、母親が逮捕された。
 読者諸氏は、ジョンベネちゃんの両親の記者会見の映像をご覧になったことがあるだろうか。TVというものの威力をわからせてくれる、強烈な印象を残す記者会見だった。
 父親がまるで三流の学生芝居の役者のように、妙に余裕しゃくしゃくの様子を見せていたのも印象的だったが、やはり主役は母親だった。あの様子はいったい、なんと表現すればいいのか。怪しい・怪しくないを通り越して、「なにを知っているのか」「なにをしたのか」が問題になるようなレベルだった。

 ジョンベネちゃんといえば、子供ミスコンの映像も忘れがたい。私はあれは一種の性的虐待だと思う。どうして問題にならないのだろう。

7月6日

 お茶の水YSでLeaf Fightのシングルカードを仕入れてきた。
 どういう経営上の失敗があったのか、たいていのアンコモンカードを100円以下で売っていた。降霊術はさすがに1000円以上したが。

 第2回野本杯レギュレーションを研究したところ、Leaf Fightの作戦構想には2種類あることに気がついた。主導権型と突破型だ。
 現在主流のデッキは突破型で、具体的には耕一・ルミラである。ブーストと付け焼き刃・スランプで、一キャラに多大なダメージを与えることを狙う。突破先がだたのキャラでも1ドロー、リーダーなら突破即勝利だ。
 主導権型は、相手の動きに対して反発を用意することで、相手から行動の自由を奪う。具体的には、あかり&志保(無駄話で突破を阻止)、レミィ、イビル、メイフィアである。これは耕一・ルミラが相手では、主導権を握る前に突破されてしまうので成立しにくい。
 が、耕一・ルミラさえいなければ、主導権型の作戦構想が成立することがわかってきた。ブースト6と7の差はきわめて大きいのだ。

7月5日

 NTK ComputerのFresh Music(MP-2000)なるmp3プレイヤーが発売されたらしい。
 ただのmp3プレイヤーではない。ストレージがCFカードで、しかもFAT対応だという。まさに見即買だ。
 アメリカの音楽著作権団体がmp3プレイヤーの締め付けを画策しているようなので、今のうちにぜひ入手しておきたい。パソコン用ストレージ上の音声データは、想像を絶するほどの便利さをもたらしてくれるはずだが、音楽著作権団体がもっとも恐れるのは、この種の便利さがもたらすデータ・フリーの世界である。

 中国の小話に、こんなものがある。
 あるとき学者が外で、孔子かなにかを読んでいた。それを見た農民は尋ねた、「そいつはなんの本ですか?」。学者は答えて、「昔の偉い学者が書いた本だ」。
 「なんだ、かすか」とつぶやいて農民はゆこうとした。学者は驚いて「かすとは何事か」と尋ねた。農民は答えて曰く、「偉いのはそれを書いた学者で、本に書いてあることは絞りかすだ」。
 私はときどき考える。もし音楽や出版といったメディア産業が、情報とその媒体ではなく、その生産活動に対して支払いを行うようになったら、どうなるだろうか、と。
 複製可能な情報とその媒体とを切り離す技術とインフラは、これから20年以内にほぼ完成する。音楽や出版のビジネスモデルが問い直される日が、必ず来るだろう。

7月4日

 どうも最近、Windowsプログラミングの極意に目覚めたような気がする。
1. 開発マシンをインターネットに専用線接続する
2. MSDN Online(www.microsoft.comからたぐれる)で調べまくる
 以上である。
 これをやると、MSDN Onlineがある以上MSは永遠に不滅という気がしてくる。千冊の本より一本の専用線だ。
 なお(多分いないとは思うが)、英語のできない人は、プログラミングより先に英語を勉強したほうがいいと思う。

7月3日

 新月ギャルの会主催のLeaf Fight大会、野本杯の第2回が近い。
 第1回では不本意な成績に終わったので、今回はカードを取り揃え、みっちりとデッキを組んで挑む。今回のレギュレーションは、「リーダーにレア禁止」「レア6枚以内」「アンコモン16枚以内」である。
 リーダーにレア禁止、という条項が意外に効く。ルミラと耕一の線が消えるので仮想敵の情況が根本的に変わり、高度なデッキ構築能力が問われる。Leaf Fightを楽しむ読者諸氏はぜひお試しあれ。

 私の身の上に失業がひたひたと近づいているような気がするが、気のせいだと思う。というか、気のせいにしたい。しよう。うむ。

7月2日

 十分正確に予想できれば確実に大儲けできることというのが、世の中にはいくつもある。アメリカの株暴落の日もそうだ。
 6月という噂が一部にあったらしいが、これはハズレだった。となるとやはりゲンをかついで7月、というのが私の予想である。古代の物語が伝えるとおり、本物の予言というのは自己達成的なものだ。
 これは賭けてもいいが、アンゴルモアという言葉をカバラ式にアナグラムしたら、株式市場や株価というような言葉に変換できる。カバラ式のアナグラムというのは、母音を表記しないヘブライ語の特性を最大限に生かして、どんな言葉もあらゆる言葉に変換可能らしい。

7月1日

 「リトル・ウィッチ パルフェ」というゲームがある。東パキスタン情報筋によれば百合らしい。
 パソコン雑誌で見たところ、絵が好みでなかったので興味がなかったが、パソコン屋の店頭で見たところ、なかなか悪くない。が、魔法屋経営シミュレーションというあたりが少々ひっかかる。魔法で商売ときて「マリーのアトリエ」を思い出すなというほうが無理だ。
 ヒット作を真似るのが悪いとは思わない。ただそのときには、あっちが魔法屋ならこっちは武器屋、というのが常道だと思う。たとえば、高河ゆんの「源氏」に出てくる鎧屋のシステムなど、経営シミュレーションにちょうどいい。

 

今月の標語:

「みゅー」


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