2004年08月25日

言葉の体系

 ミシェル・シオン『映画の音楽』を読んでいる。
 私はリアルタイム性のあるものがすべて苦手だ。最たるものが音楽で、右も左もわからない。映画もわからない。アニメの絵コンテは驚異の技である。
 そんな私が「映画の音楽」なる本を読むのだから、理解できないのは最初からわかっている。ではなぜ読んでいるのかというと、この本には無数の作品が例として挙げられており、それぞれに短い描写がなされている。その描写から、作品を想像するのが楽しい。
 読んでいると、音楽はさほど難しいものではないように思えてくる。語ることができるものは、なんとかなる。どうせ私が作るわけではないのだから。
 が、効果音はどうか。音楽について語ることができるように、効果音について語ることができるのか。効果音のための言葉の体系がどこかにあるのなら、ぜひ知りたい。

Posted by hajime at 2004年08月25日 04:03
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