2005年02月23日

映画『Air』

 私はゲームの『Air』をやったことがない。長すぎるゲームはそれだけで無視していいと私は信じている。

 しかし、映画版は90分なので、それだけで試してみたくなる。というわけで試してみた。

 結論:短いこと以外に取り得がない

 たぶん、どう考えても、ゲームはこの映画よりはるかに面白いのだろう。が、事実はひとつ――私は映画は見たが、ゲームはやらない。

 さて、この映画をみるかぎり、『Air』というのは、以下のような話らしい:

 主人公は高校生・神尾観鈴。自分を育ててくれた女(晴子)を愛しているが、どういうわけかホモフォビアなので、自分の晴子への愛を認めることができない。「娘として好き」ということにするために親子ごっこをしたり、切迫した恋愛感情をごまかすために病気になったりする。また、「私はレズじゃない」ということにしようとして、男と心中した前世を妄想したり、あとくされのなさそうな男(国崎)をひっかけたりする。主人公は最後までホモフォビアのままで、「娘として好き」という態度のまま死んでしまう。

 もしこんな話だとしたら、『Air』をやらないで正解だった。 あまりのことにCD-ROMを叩き割っていただろう。

Posted by hajime at 2005年02月23日 01:55
Comments

映画とゲームは女の子が観鈴って名前ということ以外は共通点がありません。

Posted by: さくら at 2005年02月24日 06:40

そうなのですか。脚本だけは原作をなぞっている、と聞いていました。

Posted by: 中里一 at 2005年02月28日 01:52