昨日の日記には、映画『Air』が頭にくるとは書いてあるが、その理由を書いていなかった。
自分でもよくわからなかったので考えてみたところ、「晴子がヘテロくさくないのが悪い」という結論に達した。
もし晴子が、猛烈にヘテロくさい女で、観鈴の愛を決して受け入れそうにないと思えたなら、観鈴の悲劇は必然になったのだ。ところが晴子はさっぱりヘテロくさくないので、単に観鈴がひとりで空回りしているだけに見えてしまう。
というわけで、あらすじは同じでも、晴子のキャラを変えるだけで、『Air』は名作になりうる。