2006年12月24日

ママチャリ最速理論

 ママチャリで速く走るには、どうすればいいか。
 とりあえず以下の機材を揃えよう。
・ママチャリ
 軽量のものを選ぶ。15kgを切っていれば上出来だ。前カゴと変速機は必須だ。変速機は内装より外装のほうがいい。前カゴの横幅は狭いほうがいい。前カゴの用途はあとで述べる。前カゴが必要なので、MTBモドキを買ってはならない。前カゴを使えば、24段変速のMTBモドキなど、ママチャリの敵ではない。
・長いシートポスト
 シートポストとは、サドルをフレームにつなぐパイプである。ママチャリに最初からついてくるシートポストは長さが足りない。自転車用品として売っている。
・油
 機械油。これも自転車用品として売っている。
・空気入れ
 空気圧を測るメーターがついているものを選ぶ。仏式バルブにも対応するものがベター。
・サイクルコンピュータ
 いわゆる速度計だ。測定なくして改善なし。

 
 自転車で速さを求める人の前には、3つのハードルがある。
1. サドルを高くする
2. 足をペダルに固定する
3. 10万円以上はたく
 まずは第一のハードル、サドルを高くすることからクリアしよう。
 サドルに座って両足を下ろしたとき、両方のつま先が同時には地面につかないくらい高くする。その高さを出すために、シートポストを長いものに交換する。
 ペダルを踏む位置を、つま先に寄せる。土踏まずよりは前に、親指よりは後ろに、ペダルの軸を置く。
 サドルを高くすると、膝の角度が浅くなり、ペダルを高速で回せるようになる。それだけではない。ハンドルが遠くなり、前傾姿勢になる。前傾姿勢は空気抵抗を減らし、速く走れるようにする。
 
 チェーンの油は切らさない。錆を防ぐためだ。潤滑性能はあまり重要ではないので、チェーンをきれいにする必要はない。
 タイヤの空気圧を適正に保つ。適正値はタイヤか空気入れに書いてある。
 サイクルコンピュータは、ただ設置するだけでなく、タイヤ周長をちゃんと入力する。
 
 機材の準備はできた。次は乗り方である。
 ママチャリは柔な代物だ。ちょっと脚力を鍛えて、力いっぱい踏み込むと、簡単に壊れる。それに、そもそも力いっぱい踏み込むような乗り方は効率が悪い。トルクではなく回転数を上げるようにする。サドルを上げて膝が伸びたら、回転数を上げやすくなっているはずだ。最低でも60rpm(毎秒1回転)、目標100rpmでペダルを回す。サルのようにシャカリキに回すのだ。
 上に述べたのは、人間の出力を高める乗り方である。空気抵抗を減らす乗り方を下に述べる。
 空気抵抗を減らすには、前傾姿勢が有効だが、横幅が狭い姿勢もよく効く。前傾と同時に横幅を減らす姿勢、それが、前カゴポジションである。両手の指を前カゴの縁に乗せ、腕をハンドルに乗せる。これが前カゴポジションだ。
 前カゴポジションではブレーキングが遅れるので、よほど自信のある場所でしかやってはならない。が、これは強烈に効く。時速5kmくらいの差が出る。
 
 さらに速さを求めるなら、第二のハードルを超えて、足をペダルに固定するという手がある。これにはトゥークリップという道具を使う。ただしこれには、前カゴポジションのような強烈な効果はない。
 まだ足りないというなら、第三のハードルを超えて、10万円以上はたく。ママチャリをやめて、ロードレーサーとDHバーを買うのだ。これは強烈に効く。気持ちよく長時間走れる。脚力をプロなみに高めれば、時速40kmオーバーで巡航できる。ママチャリではこの領域に達することはできない。
 なお、100万円も出すのは金の無駄だ。10万円と100万円の自転車は、速度にして5パーセントも違わない。レースでは致命的な差だが、レース以外の場面では、速度計をずっと睨んでいなければわからない差だ。

Posted by hajime at 2006年12月24日 14:23
Comments

・ステムを金ノコで切断して短くし、
・アップハンドルをステムから引き出して、
ダウンハンドルになるように設置する
の2点を追加するとよけいに前傾姿勢が取りやすいですよ。

慣れるまで腰が痛くなりますが、

Posted by: ママチャリダー at 2007年01月08日 17:03

高速巡航時にはハンドルを握らず前カゴポジションで乗るので、ハンドルまわりの工作はあまり効果的ではないと思われます。
見た目のハッタリを求めるなら、トゥークリップがお勧めです。自転車乗りなら誰しも「おっ」と思わされます。
また、ママチャリのフレームはシート角が小さすぎるので、あまり手間のかかる工作は報われません。
フロントフォークと前輪をやや小径のものに交換すれば、シート角を起こせて前傾姿勢も取りやすくなり一石二鳥ですが、材料費と手間を考えると、あまりお勧めできるものではありません。レースのママチャリ部門に出るにしても、レギュレーションで蹴られるレースが多そうです。

Posted by: 中里一 at 2007年01月09日 01:19

自分の場合プラ製前かごで、指を挟む隙間がないため、ハンドル改造をしてしまいましたが、

なるほど、ステン製の丈夫な前かごなら
前かごグリップの方が手間が省けて有効そうですね。剛性高そうだし。

あと、トゥクリップは自分もつけてます。
これがあるとケイデンス120rpmで時速42km辺り迄楽に加速できるので納得です。

ただ、120rpmを長い間続けると足がつりそうになって怖いですが。

Posted by: ママチャリダー at 2007年01月10日 09:11

ママチャリのペダルは強く踏むと壊れるので、ハンドルに力をかけて踏み込むのはお勧めできません。
ハンドルは、上半身を軽く支えて安定させるために使います。前カゴは握るのではなく、指を置くだけです。
高速になるほど空気抵抗が効きます。横幅を減らすことを意識して、ポジションや改造を試してみてください。

Posted by: 中里一 at 2007年01月11日 01:15

 風を受ける面積を小さくすることを考えてかつ、ペダルの強度も考えて、前カゴは握るのではなく、指を添えるだけになっているのですね。なるほど。

 そうすると、無改造ママチャリでは中里さんの乗り方が安全範囲内で最速だと思われます。

 そうすると、前かごをアルミパイプなどで補強して、ペダルを丈夫なものに付け替えられれば、背筋力もペダルに加える事ができ、ママチャリレースではさらに有利になりそうですね。
 今度は前かごを補強して、今まで以上にペダルを踏み込めるか試してみようと思います

 あと、ママチャリペダルは壊れるというのは初耳でした。
 自分の場合はカップコーンBBが逝かれて交換したついでに、トークリップが付くペダルに付け替えてしまったので、(ペダルが壊れる前に交換できて)助かったということなのですね。

 悪運が強くてなによりです。 ^^;)

Posted by: ママチャリダー at 2007年01月11日 14:27