2007年03月15日

映画『OVERCOMING ツール・ド・フランス 激闘の真実』(2006年デンマーク)

 ツール・ド・フランス2004で、チームCSCに密着取材したドキュメンタリー映画である。
 劇場公開映画なので、自転車ロードレースを知らない人にもわかるように説明してあるかと期待したが、さにあらず。いきなり「プロトン」という専門用語が出てきて、なんの説明もない。
 自転車ロードレースの初歩を知っているだけでは不十分だ。「チームTT」「ヤン・ウルリッヒ」「USポスタル」くらいまでは知らないと、半分もわからない。かくいう私自身、どれくらいわかっているか怪しい。
 カメラは手ブレがひどく、編集はせわしない。状況を把握しようと頑張っていると、頭がくらくらしてくる。
 だが――チームメンバーの存在感がすごい。実物を写すドキュメンタリーの強みだ。とにもかくにも、人間を見せてくれる。
 ただし、その人間というのは、
・スリムな筋肉質のスポーツマンなアニキたち
・そのアニキたちを支えるヒゲ or ハゲのオヤジたち
 である。アニキたちのセミヌードシーン(マッサージもあるよ!)も盛りだくさんだ。このへんに注目して観るなら、自転車ロードレースを知らなくても十分に楽しめるかもしれない。7andy

Posted by hajime at 2007年03月15日 23:37
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