七瀬葵の「エンジェル/ダスト」(角川書店ニュータイプコミックス)は百合テイストである。
絵の匂いといい、「セラフィム・コール」といい、七瀬葵は百合電波の出ている作家なので、これからも注目してゆきたい。
到底ありそうもない話だが、仮に、である。
もし仮に、自分自身に対して、「ポスト・××」というレッテルを貼る必要に迫られたとしよう。どんな言葉を「××」に入れるだろうか。
私なら、「白倉由美」を選ぶ。
「白倉由美コレクション1
セーラー服物語」(角川書店エースコミックス)を読んだ。
私はポスト・白倉由美なので、感想はない。
L作戦。
ドライバのSEHでは、ExRaiseStatusの投げた例外は__finallyではキャッチできない。__except()でキャッチしても、ハンドラのコード上の位置までスタックを戻す手段がない。SEHはアンワインドのコードを生成しないくせに、なぜこんなに間抜けなことに…
C++に移していてつくづく思う、これは正常に動くのが奇跡だ。
L作戦。
先日書いたような理由から、一念発起してドライバをC++に移している。ちなみにnewは、ヘッダファイルで、
inline void *__cdecl operator new(size_t s) { void *p = ExAllocatePool(NonPagedPool, s); if(p == NULL) ExRaiseStatus(STATUS_INSUFFICIENT_RESOURCES); return p; }
などとやると使える(ExRaiseStatusが投げた例外は__try/__except()でキャッチできる)。
NonPagedPool以外からnewしたいときは、new(Parameter)なるものを定義すると使える。C++はまるで忍者屋敷のように、知られざるファンシーな機能が盛りだくさんなのだ。
移行作業の途中で、さっそくバグを発見した。どうもよく引っかかると思ったら、これだったか。
野本氏からの情報により今月号の花ゆめをチェックしたところ、新人の読み切りが(一応は)百合だった。
が、重要性は低いので、特には推薦しない。
一年前からつくづく思っていたことを、そろそろ言ってもよさそうなので言う。
Windows2000のドライバは複雑すぎる。
複雑さの根源は3つある。非同期I/O、SMPのスケーラビリティ、C言語。
非同期I/Oは、新本格ミステリも真っ青の複雑巧妙な手続きを要請する。この種の複雑なドライバでは、デバッグは奇跡である。デバッグに熟達したドライバ開発者は、達人というより聖人だ。
SMPのスケーラビリティは、SMPで動かないドライバが世にどれほど多いかを考えれば、無用の長物としか言いようがない。だが真面目にこの要請を果たそうとすると、どうしようもなく煩雑なコードにならざるをえない場合がある。
もしC++が安全確実に使えるのなら、クラスとテンプレートで、謎めいた煩雑な手続きも簡潔に書くことができるだろう。C++でも書こうと思えば書けるらしいが、スタックサイズやコンストラクタのオーバーライドなどで問題が多く、結局はCで書くほうが簡単だという。
MSにはここはひとつ、ドライバのC++サポートを検討してほしいところだ。が、WinDbgのカーネルデバッグが最近ようやくまともになってきた程度なのを見ると、MSはドライバ開発者などいくらいじめてもいいと思っているらしい。
このままなら、次(あるかどうかは知らないが)はLinuxで書くだろう。
20世紀作戦の小説道場での評価が出た。
予想通りである(4月3日の日記を参照)。肩をすくめて生きてゆこう。
「つくる会」教科書への反論と称する永沢某の本を見たら、「つくる会」以下だった。こういう本を出版するような連中を、人間の屑という。
パソコン雑誌の編集者はよく、「読者はネガティブな記事を読みたがっていない」と言うらしい。それはそうだろうと思う。
これに関して、面白い話がある。読者諸氏はThinkPad
220というノートパソコンをご記憶だろうか。発売当時の売り文句が、「ジャスト1kg」だった。実際に秤に乗せると、1.2kgあった(私が自分で測った)。当時、この事実を指摘したパソコン雑誌は、一誌もない。私は秤の表示を前にして、IBMの力に感じ入ったものだ。
パソコン業界に限らず一般に、ネガティブな記事は、明るい展望も見せないし、見事な結論も出さない。読者が金を出して読みたがるような、マルチ商法に関するネガティブな記事など、書きようがないだろう。
だが、マルチ商法という悪について知ることが、豊かで安定した生活にとって重要であることは疑い得ない。知るべきことと、金を出すこととのあいだには、かくのごとく恐るべき乖離が存在する。
ソ連の体制擁護派はよく、「アメリカには言論の自由があるというが、一般の人々の受け取る情報はひどく偏っており、しかもそれが偏っているとは自覚していない」と主張する。この主張には、一半以上の真実がある。
質の高いネガティブ・キャンペーンを経済的・持続的に支持する客観的な基盤が存在しないかぎり、「つくる会」と永沢某のような手合いが世にはびこることは避けられない。そんな基盤がどこに存在しうるのかというと、おそらく存在しえない。
かくして今日も私は義憤をこらえつつ生きることになる――当局への不満をこらえつつ靴屋に行列するソ連人のように。
Windows2000 DDKのサンプル(それも実際にWindows2000で動いているコード)を見ていると、この世には奇怪なコーディングスタイルを愛する人々が多いものだと、つくづく思う。
9作戦は現在29枚。
やはり駄作だこれは。といっても今から書き直していては夏コミに間に合わない。短篇集から外すべきか、ある種の囮として入れるべきか。
ConnectixのVirtual PC Preview 2(Windows版)が、CD-DAが動かないというのは嘘だった。正しく設定すれば動く。
名人戦で谷川が負けた。また一年間、将棋は封印である。
今週の「NOIR」… かつてこれほどまでに萌えを追求したアニメがあっただろうか。早く全話を見たい。
今日のソ連:
ボリス・カガルリツキーの「モスクワ人民戦線」、1989年8月発行。底本はなく、1988年から89年5月までの期間に雑誌に発表された論文を、日本で一冊にまとめたものである。
当時、エリツィンの支持基盤はかなり脆弱だったことがよくわかる。1991年3月の段階でもまだ、ゴルバチョフを打倒しうる勢力とは考えていない本もある。
ロシア人のパワーは、人類の物差しでは計れない。
http://news.yahoo.co.jp/headlines/jij/010620/int/21020000_jijintx789.html
「また、酒も造って飲んでいたが、これがもとで7年に及ぶ逃亡生活に終止符を打つことに。
兵士は発見に先立つ2週間前、酔って隠れ家で火事を出し、全身に大やけどを負った。」――真のロシア人だ。
とはいえ、いくらなんでも刃牙ワールドの生物がこの世に実在するとは信じられないので、タス通信の誤報か、この脱走兵が嘘をついているかだと思う。それでも一抹の信憑性が感じられるのだから、やはりロシアは偉大である。
「12月7日生まれの射手座。生まれも育ちもYOKOHAMA」を引用するために「AOI・こと・したい」(いったい、すぎ恵美子の全単行本を揃えている人は、この世に何人くらいいるのだろう)を引っ張り出したついでに、1巻から読んでいる。
「AOI・こと・したい」はやはり20年前であり、刑部真芯はやはり21世紀だということを痛感した。今日、「恋愛研究会」などというネタを少コミに持ち込んだら、縄文人と間違われて考古学者のところに連れてゆかれるだろう。
現在、リアルを無条件に尊敬しているのは、週刊少年マガジンを読む一部の恥ずかしい青少年だけになってしまった。しかしかつては少女まんがさえ、リアルを無条件に尊敬していたのだ。
Virtual PCをいじっていたら、仮想シリアルMIDIドライバというものを思いついた。
読者諸氏はシリアルMIDIなるものをご存じだろうか。専用のケーブルとドライバで、シリアルポートをMIDI音源に接続してしまうものである。サウンドカードのゲームポートを使うMIDIポートより、はるかにまともに動くという。USB-MIDIが登場した現在、遠からず滅びる運命にあるが、少なくともまだ利用されている。
(余談:サウンドカードについているゲームポートなるものは、いかなる観点からもその存在を正当化することができず、この世の悪でしかありえない。ISAバス亡き現在、現存するあらゆるレガシーデバイスのなかで最大の悪にランクされるだろう)
まず、ホスト側のOS(この場合はWindows2000)に、仮想シリアルポートを登録する。この仮想シリアルポートは、アプリからソフトウェア的に見えるだけで、ハードウェアとは無関係に存在する(だから仮想である)。
仮想シリアルポートは、アプリからの要求をシリアル-MIDIブリッジに渡す。シリアル-MIDIブリッジは、仮想シリアルポートからの要求をMIDIコマンドとして解釈し、OSのMIDIマッパを叩く。
仮に、MIDIマッパを経由せずにシリアルポートを直接操作してシリアルMIDIを使うアプリがあるとしよう。このアプリの使うシリアルポートを、上記の仮想シリアルポートに設定すると、結局はOSのMIDIマッパを叩いたのと同じことになる。
この「アプリ」が、Virtual PCだとしたら?
ゲストOSのMIDIマッパとしてシリアルMIDIをインストールし、使用するシリアルポートにホストOSの仮想シリアルポートを選択する。すると、ゲストOSのアプリがMIDIマッパを叩くと、ホストOSのMIDIマッパを叩いたのと同じことになる。
実に単純な仕組みながら、得られる効果は大きい。すでに誰かが作っているはずだと思い検索してみたが、見当たらない。うーむ。
ギャルゲーの「KONOHANA:TrueReport」の「KONOHANA」が、「YOKOHAMA」に見えてしかたないのは何故か? ずっと考えていたが、たった今、ついに謎が解けた。
「12月7日生まれの射手座。生まれも育ちもYOKOHAMA」――すぎ恵美子。
「現在のF&Cが見たら『そうそう、これが欲しいんだ』と言いそうなものは何か?」という議論に始まり、「リアルを無条件に尊敬するギャル作品と尊敬しないギャル作品」が問題となり、最終的には、「現在のF&Cでは女同士物よりふたなり物のほうが強い」という結論に至った。一連の議論は実に美しく、紹介できないのが残念である。
見月氏の、「TFとCG」という枠組みの有効性が確認された。現在のF&C=リアルを尊敬しない=すでに奇跡が起こっている世界=TFであり、TFは女同士物には向かない。なぜなら(香織派の機密コードに抵触するため非公開)…
……TFかつCGの可能性が、もしかしてここに? もしかするとXイデオロギーは、TFかつCGでなければならないのか?
Windows Media 8 Encoderを試してみた。
エンコードにとてつもない時間がかかる(P3-600MHzで実時間の10倍程度)。MSもよくまあ次から次へと、CPU時間を食う用途を思いつくものだ。
Windows2000上で動くPCエミュレータ、Connectix
Virtual PC Preview 2を使っている。DirectXが動かないVMwareと違い、S3
864をエミュレートしている優れものである。
ただし、
・描画がかなり重い
・CD-DAが動作しない
・ソフトウェアMIDIは当然まともに鳴らない(描画が重すぎるため)
・Daemon toolsがコケる(CD革命Virtualは大丈夫)
以上の条件をクリアできるゲーム/環境は、そうざらにはないだろう。
L作戦。
MaxtorのHDDでも測定可能になった模様。近日中にリリースしたい。
指定物件の格付けを変更する。
・NOIR(参)
「NOIR」を見た。
この類稀な百合感覚… こやつ、できる。
このレベルの百合力を感じたのは、へっぽこくん以来のことだ。ぜひビデオでチェックしなければ。
指定物件の格付けを変更する。
・鋼鉄天使くるみ2式(学?)→(参)
・天野こずえ「AQUA」(学)(第1巻が7月27日発売予定)
Xイデオロギーが無視すべきものはなにか。
とりあえず、従来の百合にあるもので、Xイデオロギーには不要なものを考えてみる。
まず、4月9日の日記で指摘した、兄妹間の近親相姦物との正の相関関係(もしそれがあるとして)をもたらす因子は、不要ではないかと思える。
タブーと戯れる遊びであるならそれは、反体制イデオロギーという青白い月にすぎず、自ら光る力はない。近しさへの内向的な発情であるならそれは、永遠の少数派にすぎず、やおい・ボーイズラブに匹敵するものにはなりえない。JUNEからボーイズラブへの変遷において、近しさへの内向的な発情が切り捨てられた、という歴史的事実も見逃せない。
次に、「一卵性の双子」的なものは不要ではないかと考える。
差異からの単なる逃避が、多数派の心をとらえた例はない。やおい・ボーイズラブは、性差からの逃避であるのと同時に、性差への逃避を封じるものでもある。
(まったく異なる性格の双子という設定で、生得的な差を消去する場合はどうか? これは主に絵的な効果を狙ってなされるもので、イデオロギー的な存在理由はないと考えられる)
これらXイデオロギーに不要なものは、なぜ存在しているのか。
反体制イデオロギーは、同性愛と明治維新とキリスト教倫理で説明できる。
近しさへの内向的な発情は、異なる少数派のあいだでの相互支援として説明できる。少数派とは多数派に支持されないものであるから、他の少数派との相互支援が重要なものになるのだ。
差異からの単なる逃避は、かつて女性という性が、いわば「非存在」の世界に片足を突っ込まされていたことに由来すると考えられる。人間が2人集まれば権力闘争が始まる。差異とは最終的には権力関係に帰着する(権力関係に帰着しないような差異は、つまるところナンセンスだ)。権力闘争のない人間2人を考えるには、その2人が非存在の世界にあると考えるしかない。
さて、結論である。Xイデオロギーは以下のものを無視すべきである。
・明治維新で持ち込まれた、同性愛に関するキリスト教倫理
・他の少数派との相互支援の可能性
・かつて女性に被せられていた「非存在」性の残滓
…………とてつもなく当たり前のことを延々と論じていたような気が。
9作戦は現在15枚。
最後まで完全に読み切ったと思う。が… うーむ。
やおい者には独特の目の輝きがある、という説を聞いた。
言われてみると確かに、ドリーマーの目をしている人が多いような気がする。やおい・ボーイズラブには、都合の悪いことをさりげなく無視する能力が特に必要だからかもしれない。もともと少女まんがはイデオロギー(「一途な恋は報われる」など)が現実を凌駕する世界だが、やおい・ボーイズラブは少女まんがよりもさらにイデオロギッシュなのだ。
我らがXイデオロギーが無視すべきものは何か。それを検討することが、Xイデオロギーへの近道かもしれない。
今日のソ連:
匹田軍次の「住んでみたモスクワ」、1981年4月発行。
エスカレーターに乗るとき、歩く人のために、右を開けるか左を開けるか。これは関東と関西の対立点のひとつであるらしい。この本を読んだところ、ソ連では左開けだという。ということは、関東流は世界的にみて少数派なのかもしれない。
それにしても、サイマル出版会にはよいソ連本が多い。よい出版社をなくしたものだ。
「サフィズムの舷窓」のアルマをクリアした。
20世紀的にはいい線をいっている。が、もはや時代は21世紀である。戦艦の時代を終わらせた真珠湾攻撃が、いまや可能なはずなのだ。近い将来、新しい客観的諸条件にもとづく新しいイデオロギーが現れて、ゲームのルールを変えるだろう。
ところで、教員室の壁にある世界地図(?)が美しい。モデルがあるなら見てみたい。
苫米地英人(通称とまべっち。「ひでおの法則」をニアピンで免れていると巷で評判の脳機能学者・LISP屋。オウムシスターズの脱洗脳でメジャーデビューを果たした)の「洗脳原論」の、最初のほうを立ち読みした。
ここで述べられている洗脳の原理を、萌えに関するギャル理論(以下「萌え理論」と呼ぶ)にあてはめて考えると、「萌え状態」=「変性意識」、「萌えのインデックス」=「アンカー」ということになる。
オウムが「疑念」という言葉から恐怖を引き出すように、ギャル作品は「お兄ちゃん」という言葉から萌え状態を引き出す。萌えのインデックスあるいはアンカーを結びつける対象となる変性意識を、オウムは監禁とビデオによって、ギャル作品は含みの展開によって作り出す。
というわけで、すでにギャル理論研究はこの問題を扱っている。百合の普及発展に必要なのは、百合の含みの開発と普及、言い換えれば、百合なものをアンカーにした変性意識を創出する手法の開発と普及である――というように、言い換えてみても、意味するところはまるで変わらない。
ただし厳密にいえば、この本では「アンカー→変性意識」という2段階の結合で洗脳を論じているのに対し、萌えに関するギャル理論は、「(インデックスとしての)含み→展開された含み→萌え状態」の3段階の結合で萌えを論じている。だから正確には、これら2つの枠組みは相似ではない。
もしギャル作品にそのまま「アンカー→変性意識」の枠組みをあてはめるなら、「お兄ちゃん」というキーワードが直接に萌え状態を引き起こすことになる――
…はっ、「もえもえ のえのえ」(「うぃずゆーTOYBOX」のミニゲーム)をやったときに直観した、従来の萌え理論への疑問はこれのことか! 「もえもえ のえのえ」は、含みの展開によらずに萌え状態を生じさせるので(これがゲームの強みだ)、萌え理論の3段階構造があてはまらないのだ。
というわけで、ギャル理論研究の新たな課題は、萌え理論のさらなる一般化である。が、これ以上一般化しても、百合の普及発展にはあまり役立ちそうもない。うーむ。
9作戦は現在5枚。
長さのわりに仕掛けが多いので、慎重に進めなければならない。もちろん電波も重要である。ピピピとビビビのあいだを受信するのだ。
「サフィズムの舷窓」にゲバられている。
ウの字の幻影が耳にちらつく。せめて「ボク」は思いとどまってほしかった。
L作戦。
WD300ABの測定が可能になった模様。ただし30時間くらいはかかりそうだ。
夏コミに向けて作戦を開始した。新刊の短篇集のための一本である。名づけて、9作戦(Operation 9)。丈は50枚を予定している。
「サフィズムの舷窓」を手に入れた。
主人公の声が… これはもしかして、「美しき獲物たちの学園」にも出てきた、あの人のような気が。気がするというより確信のような気が。もしこれが声帯模写ならハリウッド級だ。
文字が出てきた瞬間に脳内にレンダリングされる音と、実際に耳に届く音が、かなりの割合で一致する。いててててて… きゅう。
ときに、私の見るところこの人は、受のほうが生きると思う。
新装版のおかみきを読んでいる。
これが浅葉未来、これがうらら、これが麗美、これが杉丸… 今が21世紀だということを実感させられる。
おかみきの新装版が出ているはずと思って、近所の本屋の棚を見たら、「マリア様がみてる」が全巻揃っていた。棚の規模からいって、店員に同志がいるものと思われる。
訳あって、「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書にざっと目を通した。
連中の馬鹿ぶりを知っていれば、なにも驚くようなことは書いていない(笑えることは書いてあったが)。しかし、一つだけ言いたい。
足尾銅山事件と田中正造に対するあの扱いは、彼らの歴史観、道徳観を如実に示している。
L作戦。
WD300ABの測定を可能にするために作業している。とりあえずAAHDDは通るようになった。
公称の回転数5400rpmというのは絶対に嘘だ。6000rpmをわずかに切る程度である。と思ってWestern
Digitalのサイトでスペックを調べてみると、Rotational
Speedを5400rpmとしているすぐ上の欄で、Average
Latencyを5.0msとしている。一つのスペック表の隣りあった値が矛盾しているのを見たのは、これが初めてだ。
「くるみ2式」があまりにも不甲斐なく、また「NOIR」があまりにも面白そうなので、来週から「NOIR」を見ることにした。
L作戦。
とりあえず安定に動作するものは一式揃ったので、以後の作戦の目標を次のとおりに定める。優先順位が高いものから挙げてゆく。
1. 利用可能なHDDの種類を増やす
現在のところ、IBM製のHDD以外では、ジオメトリ測定が失敗する。また、IDE-SCSI変換をしている外付けHDDでも失敗することを確認している。測定のアルゴリズムを見直して、測定可能なHDDを増やす。
2. HalfDiskジオメトリ ファイルを集める
これが揃わなくては始まらない。ジオメトリ測定に要する時間(20時間程度)を、現状から目に見えて短くできる見込みはない。
3. 安定版とテスト版を分離する
現在のベータ版がかなり安定してきたので、安定版を分離する。
4. マニア向けに広報活動を行う
HalfDiskジオメトリ ファイルの数とHalfDiskの実用性は、鶏と卵の関係にある。PC
Watch等の有名サイトで取り上げられれば、と思うものの、現状ではそれも難しい。うーむ。
以上の目標をクリアすることにより、企業への売り込みを可能にしたい。