2005年01月31日

清水玲子『輝夜姫』26巻

 この作品は、開始からしばらくは百合だったのに、主人公(晶)は男にうつつを抜かすわ、恋人(まゆ)は中国の僻地をさまようわ、まゆには無関係な重要な役(昂)が目立つわで、いったんは脱落した私である。
 が、久しぶりに読んでみると、昂が死んでいた。これは吉兆である。残った柏木はまゆの父親なので、まゆと柏木の対決でオチをつける変化が残ったからだ。
 刑務所を出所したまゆを晶が出迎える――というラストはさすがにもう期待していないが、まゆと晶で最後にもう一山ありそうだ。
 (もう誰も覚えていないかもしれないが、まゆは母親を殺している)

Posted by hajime at 2005年01月31日 03:46
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