よい質問はみなそれぞれ異なっているが、悪い質問はみなよく似ている。
悪い質問のパターンのなかでも特に有名なのが、「××にとって○○とは何か」だ。たとえば、イチローに向かって、「あなたにとって野球とは何か」と尋ねるインタビュアーはクビにすべきだ。
さて、このパターンの××と○○に入れる言葉で、一番面白い組み合わせを探してみた。この「面白い」は、意味深いものではなく、ナンセンスな味わいを狙う。
○○のほうは「リアル」が一番ではないかと思う。××がなんであれ、それなりに面白い。「双子山部屋にとってリアルとは何か」「北京にとってリアルとは何か」「顧客にとってリアルとは何か」。どれをとっても味わいがある。
××で一番面白いのは、「Web 2.0」だという結論に達した。
「Web 2.0にとってリアルとは何か」。このフレーズで、1ヶ月はたっぷり笑えるのではないかと思う。