2007年11月25日

少コミを読む(第34回・2007年第22号)

 3回分たまった状態で追いかけつづけるのもなんなので、一気に追いつくことにしてみた。
 まずは第22号のレビュー。

 
・水波風南『今日、恋をはじめます』連載第4回
 あらすじ:彼氏役(京汰)の助けもあり、主人公(つばき)は学園祭を成功させる。つばきの妹が京汰と知り合う。
 やっとまともな少女まんがになった。長くは続かないだろうが。
 採点:★★☆☆☆
 
池山田剛『うわさの翠くん!!』連載第29回
 あらすじ:主人公()のチームが敵役のチームと試合。翠をかばって当て馬(カズマ)が倒れる。
 「これがサッカーといえるのか」どころではなく、「これがスポーツといえるのか」でさえなく、「これが勝負といえるのか」の域に達している。
 ルールも戦術もない不思議な踊りを見せられて、MPを吸い取られた。
 採点:☆☆☆☆☆
 
・千葉コズエ『ぎゅっとしてチュウ』連載第2回
 あらすじ:彼氏役が試験勉強にかまけて主人公に会ってくれない。「一緒に勉強する」という口実で押しかけてゆくが、まったく勉強する気がないのを見抜かれて衝突、その後仲直り。
 連載全体を通しての旋回軸がない。
 採点:★★☆☆☆
 
・悠妃りゅう『こい・すた』連載第4回
 あらすじ:主人公()と彼氏役()がつきあいはじめる。
 つきあいはじめの距離感の難しさをうまく使っている。
 採点:★★★☆☆
 
・水瀬藍『37℃のボーイフレンド』連載第2回
 あらすじ:友達(奈緒)とその彼氏(千歳)のつきあいは真剣なものではなく、奈緒と別れて主人公(若葉)とつきあいたいと千歳は言う。しかしその意思を察知した奈緒は、千歳を離すまいとする。
 語り口が重々しいわりに動機が軽いので、全体に納得度が低い。
 採点:★☆☆☆☆
 
咲坂芽亜『姫系・ドール』連載第13回
 あらすじ:日本に帰国し、学校の夏期講習に通う主人公()。新しい友達(リカ)ができるが、リカの不審な行動にとまどう。
 「女の敵は女」イデオロギーの話を2本続けて読むと、気分が暗くなる。
 採点:★☆☆☆☆
 
青木琴美『僕の初恋をキミに捧ぐ』連載第52回
 あらすじ:とその恋人のつきあい。
 昴の死亡準備。
 採点:★★☆☆☆
 
・藍川さき『恋してる…。』読み切り
 あらすじ:よくわからない。
 因果関係はわかるが、ただ雑然とつながっているだけで、旋回軸がない。
 採点:★★☆☆☆
 
・車谷晴子『危険純愛D.N.A.』連載第5回
 あらすじ:学園祭のイベントにかこつけて敵役(臣吾)が主人公(亜美)にキスしようとするが、彼氏役(千尋)がさらってゆく。
 「姉弟だから」だけで引っ張っている。
 採点:★★☆☆☆
 
くまがい杏子『放課後オレンジ』連載第6回
 あらすじ:市の大会に参加。主人公(夏美)のピンチに彼氏役()が颯爽と登場。
 8ページ目、なにげに「防府市」と書いてある。市章も防府市のものなので、設定で決まっているとみていいだろう。
 丁寧に進めているが、味が薄い。やはり滉士の作り込みの甘さが問題か。
 採点:★★★☆☆
 
・あゆみ凛『未完成ラブソング』読み切り
 あらすじ:彼氏役はバンドのボーカル。新曲を作るたびに女を振るというが、主人公は気にしない。そのあとは意味不明。
 主人公が強烈に「尽くす女」で、そのことになんのオチもつかないのが気味が悪い。
 採点:★☆☆☆☆
 
しがの夷織『はなしてなんてあげないよ』最終回
 あらすじ:彼氏役(大輔)が新人カメラマンコンテストで1位受賞、二人で海外留学。
 全9回と、連載回数からして猛烈な速攻打ち切り臭さを匂わせる最終回である。作者のやる気のなさはともかく、編集部の決断力は評価したい。次でちゃんと彼氏役の傾向を変えてきたら、もっと評価する。
 前の連載と同じ、投げやりな海外オチだ。
 採点:★☆☆☆☆
 
第35回につづく

Posted by hajime at 2007年11月25日 07:42
Comments