2008年08月21日

奇跡はなかった

 携帯電話のソフトウェア開発現場に入った人はみな、この世に生まれてきたことを後悔するという。
 なぜそんなことになったのか。どこかでボタンを掛け間違ったのか。あるいは、物理法則のように避けがたいことなのか。
 この問題について考えるうえでの手がかりを、iPhoneは提供してくれている。
 
アップル、iPhone最新アップデートで「3G接続が向上」と主張――一部ユーザーからは「問題は解決していない」との声も
 
 パケットは使い放題、電池はろくすっぽ持たなくてOK、JavaもFlashも抜き、等々、普通の端末には許されないことばかりの夢のような条件で作られた端末であるにもかかわらず、このありさまだ。やはり、携帯電話のソフトウェア開発には、なにか避けがたい破滅の種が仕込まれているという気がする。

Posted by hajime at 2008年08月21日 22:03
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