付録に別冊が2冊。「天音佑湖とあゆみ凛も持ってこい!」と叫んで、藤中千聖だけ読んだ。
では2009年第3・4合併号のレビュー。
・くまがい杏子『苺時間』新連載第1回
あらすじ:主人公(市子)は高校に入学、寮に入るはずだったが手違いで入れず、彼氏役(蘭)の住む部屋に回される。
彼氏役に魅力がない。
評価:★★☆☆☆
・水瀬藍『センセイと私。』連載第9回
あらすじ:ライバル(アキラ)は彼氏役(篤哉)の昔の彼女で、今でも篤哉のことが好きだという。アキラは主人公(遥香)と篤哉の関係を知り、「バラされたくなければ私を恋人にしろ」と篤哉を脅す。
彼氏役のミステリアスな魅力が前面に出てきた。
評価:★★★☆☆
・蜜樹みこ『恋、ひらり』連載第3回
あらすじ:主人公(純恋)は彼氏役(佳月)の社会的地位を実感し、遠い人のように感じる。
展開が遅い。
評価:★★★☆☆
・水波風南『今日、恋をはじめます』連載第32回
あらすじ:成績問題のため、クリスマスイブを自宅で勉強して過ごす主人公(つばき)。彼氏役(京汰)にメールで呼ばれて出て行くと、つばきが行きたがっていたクリスマスイベントに連れていくという。
成績問題をかなり引っ張るつもりらしい。
1月5日発売の回にクリスマス話とは、計算間違いをやったのか。
評価:★★★☆☆
・ミヤケ円『ワタシの隣にキュートな君』新連載第1回
あらすじ:当て馬(優)は生徒会長の権力を笠に着て主人公(マリカ)に言い寄る。そこへ助け舟を出した彼氏役(湧士)は、実はひそかにファンシーなものに目がない性質だった。
構成上、第一印象の男が当て馬というのは疑問だ。
評価:★★☆☆☆
・池山田剛『好きです鈴木くん!!』連載第10回
あらすじ:主人公(爽歌)と彼氏役(輝)が恋人同士に。
主人公はどうやらずっと眼鏡のままらしい。進歩というものを久しぶりに目撃した。
評価:★★★☆☆
・千葉コズエ『ひとりぼっちはさみしくて』連載第6回
あらすじ:バンドに誘われて主人公(詞央)は迷うが、彼氏役(直)が強引に引き離す。その夜、詞央は直に隠れて抜け出し、バンドのところへ向かう。しかし実は直が後をつけていて、詞央との決別の意を表す。
やはり前回の私の予想は外れた。彼氏役が万能でない話は、少コミでは許されないらしい。
展開を速くしようとしてか、話が強引すぎる。第6回ということは2巻以上になるわけで、ここで無理をする理由はあまりないはずだが。
評価:★★☆☆☆
・真村ミオ『セツナユキ』連載第2回、次回最終回
あらすじ:主人公は彼氏役から真面目にスノボを教わって仲良くなり、キスする。しかし主人公が家に帰ってから彼氏役に電話すると、回線の契約を切られていた。
スノボと恋愛の結びつきが弱い、というのは言いっこなしか。
評価:★★★☆☆
・藍川さき『僕から君が消えない』連載第7回
あらすじ:主人公(ほたる)は彼氏役(康祐)とデートの約束をするが、友人(ユカコ)の策略により、ほたるは待ちぼうけを食う。待ち続けて体調を崩したほたるの前に、当て馬(駆)が通りがかる。
ユカコの味が薄いせいか、盛り上がりに欠ける。
評価:★★☆☆☆
・杉しっぽ『冷え性男子攻略法』読み切り
あらすじ:主人公は平熱が高い体質。それを知った彼氏役は、主人公にべったりくっついて人間カイロとして使う。
彼氏役が、いわゆる俺様タイプの劣化コピーで、味が薄い。
評価:★★☆☆☆
・さくら芽依『やくそく指輪』読み切り
あらすじ:恋人(男)からビーズの指輪をもらってつけるのが流行している学校。彼氏役はその指輪を作る名人で、人に頼まれて指輪を作っている。主人公は彼氏役から指輪をもらいたい(=告白されたい)と思っている。
彼氏役の動機の因果関係がさっぱりわからない。
評価:★☆☆☆☆
・白石ユキ『プラスチック・ガール』最終回
あらすじ:主人公(マヤ)は妨害にめげず、彼氏役(ピエール)に助けられて、オーディションに優勝する。ピエールは日本でマヤとともにモデル業を再開する。
アイディアが足りない。
評価:★★☆☆☆
第63回につづく