ピリオダイゼーションの1期間を終えたので、現状を記録しておく。この期間は、
・31日間
・60MPターゲット中心
だった。ワークアウトの量は、
・レジスタンストレーニング:2回
・5MPターゲット:1回
・60MPターゲット:2回
・ロングライド:1回
・TSS:1537
現在のベンチマーク:
・5MP 264W (PB 271W、前期 260W)
・60MP 190W (PB 207W、前期 204W)
この190Wは前半の記録で、後半は176Wと壊滅している。
今期は壊滅状態となった。
まず、中心のはずの60MPターゲットが2回しかできていない。脚のPEが非常に厳しかったせいだ。とにかく脚がきつくて60分間を耐えられない。30分で中断したワークアウトが多数ある。目標出力を絞っても絞ってもまだ苦しい。その結果が176Wというわけだ。
原因は2つ考えられる。
第一に、新しいシューズがあわなかった。
ここで話題になっている症状に私もやられた。この症状自体は、ショックドクターのインソールを入れ、インソールの底をカッターナイフで削ったところ治った。しかし、それでも足が靴のなかでうまく座らない。踏むときに足が左右にねじれてしまう。このねじれを抑えるようにペダリングしてしまうので、力強く踏めないし、膝が痛くなる。脚の感覚に意識が集中するので、余計にPEが厳しくなる。6週間ほど頑張ってみたが、ついに先日投げ出した。
そもそも、シマノのシューズ(SH-R086)と比べてSIDIのシューズ(LASER)には、いいところがほとんどない。ソールが厚いので、前述の足のねじれがひどくなる。バックルのラチェットの一段が大きく、締め込み具合の調整を細かくできない。カーボンソールのくせにSH-R086より重い。カーボンソールは硬いといっても、厚いうえに重いのだから意味がわからない。わずかな美点として、アッパーが硬くて力が逃げないような気がするが、足のねじれが生じたら意味がない。ピンポイント的にばっちり足に合う、という人以外には到底お勧めできない。試着したとき、前述の症状を少しでも感じるなどしたら、絶対にやめておくべきだ。
第二に、5MPターゲットをやらなかった。
しばらく休んだあとに2日続けて5MPターゲットをやると、2日目のほうが脚のPEが低い。筋肉が鈍感になるのだと思われる。思うに、HIITの効果はこれではないか。短時間しか持続できない強度の負荷をかけると、筋肉が鈍感になりPEが下がるので、持久ワークアウトのときに強度を稼げるのではないか。以前私が田畑プロトコルに挑戦したときには、それ以外のワークアウトをほとんどやらなかったために効果が出なかったのではないか。
5MPターゲットをずっとやらなかったのに、ベンチマークはほとんど落ちていない。60MPターゲットを30分でへばっても維持はできるものらしい。「5MPは60MPターゲットで向上する」という説がますます確からしくなった。
とりあえず次の期間はベンチマークを気にするのをやめ、減量に励む。ワークアウトはロングライド中心。