2012年07月17日

iOSアプリの審査で待たされないためには

 iOSアプリの審査で待たされる時間がそろそろ延べ4か月に達したので、経験値がたまってきた。ちなみに1本通して1本まだ審査中である。
 iOSアプリの審査で待たされないためには、
 
・典型的なアプリを作る
 つまりAngry Birdsをパクる。ラノベのタイトルでいえば、『妹のちょっとどうかと思う生活が第一』といったところか。そうでないアプリは、軽く数か月かかると見込むべきだろう。
 
・ただし電子書籍はダメ
 Appleが電子書籍アプリへの締め付けを強めていることは噂になっているが、私も感じている。前に通ったアプリと同じコードで新しいタイトルを出そうとしたら、「HTMLにないiOSプラットフォーム独自の機能を使っていないからダメ」と言われた。「いやプッシュ通知を使ってる」と抗弁したら、「UIがiOSっぽくないからダメ」と言われた。「電子書籍はできるだけ通すな。ただし『電子書籍だからダメ』とは言うな」という指令が出ているのではないかと感じる。
 
・審査でのテスト動作中にはAPNs(プッシュ通知)を使わせない
 APNsのひどさについてはすでに縷々述べたが、審査で使われるテスト環境にはAPNsの挙動に妙なクセがある。なにしろ手元にないので調べることはできないが、プッシュ通知が届くまでに異常に時間がかかっている(と思われる)ケースが複数回あった。
 
・テスト環境には機内モードまで想定する
 テスト環境が機内モードになっている(と思われる)ケースを複数回経験した。
 インターネット接続を使うと、すさまじい数の組み合わせを想定しなければならないので、問題が非常にややこしくなる。インターネット接続に依存するアプリはやめて、Angry Birdsをパクるべきだろう。

Posted by hajime at 2012年07月17日 17:45
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