2013年08月01日

今月の俺Twitter

そういやゴキソハブってどうしてベアリングが定位置予圧なんだろう。部品点数を減らしたいってシロモノでもないのに。予圧ゼロにしたいから?



「脚を消耗する」という現象について洞察を得た。90~100% 5MPあたり(=VO2max出力付近)に閾値があって、そこを超えると消耗が起こる。閾値はforceとは無関係で、powerだけで決まる(だから昔のトップ選手はとてつもない大ギアで山を越えられた)。


おそらくlactateは関係ない。90% 5MPを4分持続すると、lactateバリバリのはずなのに、そこからさらに60MPを20分間持続できる。この閾値はVO2maxで決まってる。すなわちtHb massで決まってる。そりゃEPOが猛威を振るうわけだよ。


この閾値(仮に消耗閾値と呼ぶ)を連続して1分くらい超えると、おそらく局所的な酸素不足のせいで、筋膜のポリモーダル受容器が悲鳴をあげはじめる。同じ刺激が続くと、他の感覚受容器が鈍麻するのに対して、ポリモーダル受容器は逆に過敏になる。ポリモーダル受容器の過敏はいわゆる筋肉痛と同じ現象なので、48時間は続く。数分や数時間では絶対に回復しない。


過敏になったポリモーダル受容器は、消耗閾値どころか60MP以下の出力でも悲鳴をあげるようになる。こうして、筋グリコーゲンや酸素に余力があっても使えない状態、「脚が終わった」状態に陥る。


結論その1:レースでもサイクリングでも、最後の最後まで絶対に、消耗閾値を超えてはいけない。超えるとDNFや地獄が待っている。


結論その2:トレーニングにおいて消耗閾値を超えると、そこから48時間(あるいはそれ以上)はろくな負荷をかけられなくなる。消耗閾値を超えないようにトレーニングすべし。


結論その3:消耗閾値さえ超えなければ、どんなに苦しくなっても、何度でも復活できる。

ヘッドパーツが開けるたびに腐ってるのに業を煮やして、Water Pump Greaseなるものを買ってみた。これはNLGI #4のグリースを少量買える唯一の手段だと思う。



PowerTapの電池が切れたので、ついでにハブシェルのベアリングを交換した。かなりテキトーに叩いて入れたので、たぶんマッハでまた鳴り出す。というかすでに鳴ってるかも。まともに入れるには、専用の治具とプレス機が必要。ベアリングを外す前にそうとわかっていれば外さなかったが、外してしまったのでしょうがない。


だからPowerTapのベアリングをまともに入れたければ、Sarisに送るべし…… って本当か? 工場出荷状態でのテキトーっぷりからいって、Sarisのベアリング作業は信用できない。

Posted by hajime at 2013年08月01日 22:52
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