2005年06月26日

反自虐史観

エストニアは自ら旧ソ連の構成国となった
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050626-00000007-san-int

Posted by hajime at 05:40 | Comments (0)

2005年06月08日

Google the Big Brother

 Googleは検閲をしている。普段はなかなかそれとはわからないが、Googleサジェストを使うと、よくわかる。
 なにはともあれ、Googleサジェストでなにかを検索しようとしてみてほしい。すると、キーワードの入力中に候補が並ぶ。この候補に、Googleの検閲が見て取れる。「人妻」「無修正」といった、アダルトサイトと縁の深い言葉は、けっして候補にならないのだ。その一方で、「パンスト」のような言葉が候補に上がることもある。
 スパムフィルタのベイズ理論のように、またGoogleのPageRankのように、Googleはアダルトサイト語を抽出するためになんらかの統計的・数学的手法を用いているのではないか? だとすると、意外な言葉がアダルトサイト語として禁止されているのではないか?
 私の期待は、調査を進めるうちに裏切られた。どう考えてもGoogleは、人手によってアダルトサイト語を収集している。
 ということは、Googleサジェストを調査することで、Googleの価値観を知ることができる。
 『Do No Evil』を掲げる企業、言論の流通に巨大な影響力を持ちうる企業、Googleの価値観はどんなものか? 禁止された言葉と許可された言葉のうち、特徴的なものを下に掲げる。

禁止された言葉

セーラー
スクール水着
女子高生
女子校生
女子大生
高校生
コスプレ
チャット
投稿
アイドル
同人(同人誌)
動画
強制
ストッキング
キャンギャル
ランキング
援助(援助交際)
制服
ボーイズラブ
ノンケ

許可された言葉

キャットファイト
カップレスブラ
レースクィーン
チャイドル
ルーズソックス
ニューハーフ
パンスト
インディーズ
フィギュア
清純
ガーター(ガーターベルト)
ナース
看護婦
女子アナ
告白
タイツ
ハッテン場

 このリストを見るかぎり、Googleは人手でアダルトサイト語を収集しているとしか考えられない。Googleで検索してみたとき、「ストッキング」と「パンスト」のどちらがよりアダルトサイトと密接に結びついているか、火を見るより明らかだ。
 「ノンケ」が禁止されているところをみると、性的マイノリティに対する優遇措置があるようには見えない。「ボーイズラブ」の禁止には、女性市場へのダブルスタンダードを容認しないという態度が窺える。『Do No Evil』はアファーマティブ・アクションと既得権益をどちらも認めないらしい。
 高校・大学関連はきわめて厳しい。「女子大生」「女子高生」くらいならまだしも、「高校生」が禁止されているのだ。高校生が制服(それもセーラー服)を着て街を歩けば、猥褻物そのものというわけか。
 こうしたトピック別の特徴のほかに、全体的な思想傾向のようなものは、いまのところ見出せない。もっと調査を続ければ、いずれ明らかになるのだろうか。

Posted by hajime at 01:42 | Comments (0)